独立するに当たって考えなければならないのが予算と開業資金です。
開業にかかる費用の多寡は、次の3点で決まってきます。
- 事務所建物のグレード
- 事務所の広さ
- 事務所内装備品のグレード
建物グレードが高ければ家賃が高いゆえ敷金・保証金がかかります。
事務所広さも家賃に影響するし、内装を施す面積や備品の量が増えます。
事務所内装備品のグレードを上げれば当然ながら費用があがります。
同じ予算を使うと決まっている場合、広い物件を選ぶと備品ランクを下げなければならなかったり、逆に狭い物件ながら高級感を出せるということも考えられます。
しかしまあ、私が目指すグレードは決まっていて、例えて言えば、高級料理店でもなければ駅前うどん屋でもなく、幅広い層に支持される落ち着いたカフェというイメージでしょうか?
そうするとどの程度の広さの物件を選ぶかで開業費用がかわってきます。
15坪くらいの小物件に弁護士1人、事務員1人なら、相談室も1つでしょうし、電話も家庭用で足りる気がするし、ネットワークも最小限にして、地方での開業なら、感覚的にいって、予算300万円くらいでしょうか。
(運転資金や法律書などを揃える分は除きます。)
25坪くらいになってくると、敷金等も上がってくるし、もう少し設備投資もして、予算500万円くらいはみておきたいところ。
コスパのよい狭い物件で内装備品のグレードをあげるというのは、月々の固定費を圧迫しないので、なかなかおもしろい選択かもしれません。でも、広い物件に移転するときにもったいないので、次でも使えるものに限って投資ですね。
事務所と机と電話があれば、開業できると言われていたのは今は昔です。
そうはいっても、個人医院開業に比べれば、格安かもしれません。