事務所の名前の検討

3月末ころ、事務所の場所も決まったので、ぼちぼち事務所の名前を考え始めました。

 

事務所名の付け方でいちばん簡単なのは、名字又はフルネームを事務所名にすることです。

事務所名と弁護士個人が結びついていてわかりやすく、1人弁護士事務所では従来主流だった名付け方です。

複数弁護士事務所の場合、●●・▲▲法律事務所と名前を並べていきます。

デメリットは、パートナー弁護士が増えると名前が長くなることと、構成員が代わる度に事務所名称を変更しないといけないことです。

現在の事務所はこのパターンです。実際、何度か名称を変更しており、私が独立した際にはまた名称変更をしなければなりません。

 

次に従来多かったのは、事務所所在地を事務所名に用いる名付け方です。

私の場合も場所が決まったので、この付近の地名をつけた事務所候補名もいくつか考えました。この方法のデメリットは移転したときに名称変更しなければならないことです。

 

現在多いのは、イメージのよい名詞を事務所名につけるパターンです。花や自然を表すものから「正義」「希望」などの「こんな事務所にしたい」イメージ系のものなど様々です。

よく意味の分からないカタカナ名の事務所も増えつつあります。

このパターンを考え始めると、好きな花・イメージ・単語を挙げてみたり、同名類似の事務所が近隣県にあって紛らわしくないか探したり、子供の名付けと同じで非常に悩ましいです。 

 

事務所の名前は、看板を作ったり、封筒や名刺を作ったりするのに必要ですが、これらはわりと直前でも大丈夫です。

しかし、開業ころの電話帳の締め切りまでに事務所名を決め、電話回線を引き、電話帳に掲載されたいものです。

電話帳は年1回発行されますが、タイミングがずれて、1年以上電話帳に掲載されないというのでは信用上も宣伝上も困ってしまいます。

 

2010/07/01